「うらやましい」の考察

心理学雑記
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こんにちは、こーでです。

星と料理と心理学。

あーでさんの前回の記事を読みましたか。

カロリー計算なんてことより食を楽しみたくなること

うけあいの内容です。

カロリー計算とかPFCバランスなんて何ぼのもんじゃい!!

と爽快な気持ちになる。

これが「多様性と調和」だわと思っています。

みんなちがってみんないい。

とはいえ、うらやましい

とはいえ、うらやましいわけです。

乳製品を沢山食べても健康診断に反映されないのは

実にうらやましい

私も計算などせずに食べたい。

髪の毛が細くて少なくて、なよなよの私からすると

つやつやしっかりして

カラーリングに負けない髪は

うらやましい

車の運転が得意で、どこへでもひょいと行けてしまう

行動力はうらやましい

文章も面白くて読みやすくかけて

うらやましい

まだまだあるな…。

(そしてうらやましいがゲシュタルト崩壊してきた)

こうして考えてみると、

人をうらやむ気持ちって

際限なくあるものだなぁと気づきます。

大人になれば、そんな気持ちもなくなるのかなぁと

思っていたのですが

これは、年齢関係ありませんね。

思春期の頃よりはマシだと思いたいけど、

大して変わらない気もする、くらいです。

今回はうらやましい気持ちについて

考察してみようと思います

うらやましいには自覚がない

先ほどは、うらやましいという言葉を

あえて繰り返し使いましたが、

日常ではあんまり、「うらやましい」って

はっきり言うことは少ない気がします。

「いいなぁ」「そうなんだぁ」という言葉、

最後の小さな「ぁ」に

「うらやましい」気持ちが込められてしまうことの方が

断然多いでしょう。

だから、なかなか危険です。

これは、何の感情でもいえると思うのですが

認めたくない感情に支配されている時って

その感情に自覚がない」ことが多いのです。

怒っている時に、「怒っている?」って聞かれて

「怒ってるよ!!」って即答できる人がどれくらいいるでしょうか。

「いや…別に」とか「そんなことないよ」とか言ってしまって

帰宅してから猛烈に腹が立つ、

ああいうやつです。

怒りと同じくらい「うらやましい」もネガティブな感情と

されていますし、

「うらやましい」という言葉を使わないのですから、

大体の人は、「うらやましい」気持ちを自覚しないでしょう。

たぶん、

もやもやするなぁ」「イライラするなぁ」くらいの

認識だと思います。

(やっぱり、小さい「ぁ」がついている。

細部に気持ちは宿るのね)

人によっては、

あの人ってなんか嫌な感じだな」と

相手のせいにしてごまかしているかもしれません。

自覚がないと、不快な気持ちの持っていきどころがないので

相手か自分を攻撃してしまいがち

「あの人はいつも自慢している」とか

「私には価値がない」とか

極端な考えに走ってしまう・・・・ような気がします。

うらやましくていいじゃない

さて、それではどうすればいいのか

悩ましい問題です。

あーだ、こーだと考えているうちに、

ひらめきました。

「うらやましい」に無自覚なほど

相手か自分に攻撃的になるのだとしたら、

その反対をすればよいのでは?

つまり、「うらやましい」という気持ちに

素直になり、

その気持ちを恥ずかしさといたたまれなさとともに

味わいつくせばいいのではないか

そんなことを思いつきました。

実際にやってみる

色々とうらやましい気持ちがあるんだなぁと

考えながら一日を

過ごしてみます。

家事をしても仕事をしても歩いても頭の片隅には

「うらやましい」気持ちがあることを

忘れないようにしておくのです。

(内面のことなので、周囲にはばれません。)

そうした結果、

体質、体のパーツ、持って生まれたセンス

努力でも変えようがなさそうなものに、

特にうらやましい気持ちが

わくことがわかりました。

そうやって、「うらやましい」気持ちを

味わいつくすと、今度は疑問がわいてきます。

それでは、自分には何もないのか?

本当に私は損なのか?

今、私が持っているもの、今のに良い面がないのか?

そういった疑問です。

この疑問も、うらやましい気持ちと同様、

卑屈になったり、攻撃的になったり、無視したりせずに

考え続けてみます。

すると

脂質制限は必要だけど、骨は強いし、筋肉はつきやすい

とか

髪は細くて量がないけど、私の顔の雰囲気にはその方があってるのかも。

ふわっとしててうらやましいといわれたこともあるな

とか

車の運転は、そのうち自動運転が普及するかもしれないし。必要なら練習すればいいか。

物理的なフットワークの軽さはないけど、ネット検索は得意だしな

とか

文章は面白くはかけないけど、書くスピードは速い。

まとめを作るのも比較的得意かもしれない。

そういう反論が出てくるようになりました。

面白い。

嫌な気持ちをどこかへやらずに考え続けるのは

最初はハードルが高いですが

やってみると、意外な展開があります。

つまり、

「うらやましい」気持ちがあるのは

別に悪いことでもなんでもないのかもしれません。

ただ、無自覚だから、自分が持っているものにも気づかない。

気づこうとしない状態のままになってしまう、

そういうことなのかも。

時々、思考実験

時々、こういう思考実験をやっています。

一番はかどるのは

散歩をしている時

歩きながらの思考実験は、健康にもよくて

一石二鳥。

森の中を歩くのが一番、よく進みます。

次は料理をしている時

野菜や肉をぶった切りながらの

思考実験もとてもよいものです。

最終的に、料理が出来上がるのも、よい副産物です。

「いやいやこれは正しい思考実験ではない」という

ツッコミが聞こえてきそうですが、まぁよいのです。

自分がしっくりくる名前で呼ぶことが大事だと思うので。

さて、今日は、誰の何をうらやましく感じるのでしょう、私は。

思考実験のネタはつきそうにありません。

これくらい足長ければ…いや、それは嫌か。
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