毎日、毎日、色々なことがありますね。
本当に色々なことが起こる。
長年の経験でわかっています。
こういう時は、信頼できる仲間と
ホウレンソウ「報告」「連絡」「相談」するしかない。
それだけです。
近道はないのです、近道は。
地味な道をコツコツ進んでいくのが一番、確かで
結果的に速い。
一発逆転を目指すと、ドツボにはまります。
(ああいう計画がうまくいくのは、エヴァンゲリオンだけなのよ。)
絶対、負けてなんてやらねぇからな…と闘志だけ燃やしています。
負けへんで!!(overthesun のハッシュタグ借用)
さて、負けないためにも読書記録を進めましょう!
今回は漫画編。
漫画はウェブとか電子書籍で読むことが増えてきました。
無料で読んだものに感想を言うのは失礼な気がするので
電子・紙にかかわらず、購入したもので、覚えているものを。
①ゴールデンカムイ 野田サトル
ヤンジャンアプリで無料なのを知って、読み始め
なんとか期間中に公開していたところまで読めたものの、
1ページの情報量に頭が追い付かず、呆然としてしまった漫画。
今、これが出せるのは、日本だけじゃないかなぁ…と思うほどの
「感情闇鍋ウェスタン」漫画です。
大体、このあおり文句が公式発ですからね。
なんだよ「感情闇鍋ウェスタン」って…と思ってたのですが、
本当にそうとしか表現できないです。
知人の前情報から、尾形推しになるかと思っていたのですが、
私は、不死身の杉元が一番好みです。
アシㇼパさんにさん付けなのと、その教えに素直に従える彼は
本当にかっこいい。
異文化の年若い女に教えを乞えるというのが、本当にすごいことだと思います。
あと、単純に
私は一騎当千キャラ(ドリフターズの島津豊久とか)に弱い。
といいつつ、
花沢勇作も門倉も月島も鯉登も…鶴見もそれからそれから
甘っちょろくない女性キャラクターも皆好きです。
やばい人でも、目が離せなくなるのが、野田サトルマジック!
スペースに参加させてもらったり、
(某分野に詳しいひとなのが一部にばれてしまった)
ヤンジャン購入したり、
ゴールデンカムイ展に見に行ったり、
現実にもかなり影響があった漫画でした。
今の世界情勢もあって、コミックス最終巻の数ページは
色々考えさせられます。
② アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 著:中川裕
こちらは漫画ではなく、
漫画をより理解するための副読本として購入。
ゴールデンカムイ展ではこの表紙に描かれている
首飾りなども展示されていました。
(「お~知ってる、これ!」と感動しました!)
私の購入したものは、普通の新書カバーにこの絵柄のカバーがかかっている仕様。
アイヌ文化の入門書というだけでなく、
アイヌ文化の研究やデータが
どのように漫画にいかされたのかという部分も書かれているのが興味深い。
新書であり、わかりやすく平易な言葉で書かれているので
とっつきやすいと思います。
野田サトル先生のおまけ漫画もついています。
③みなそこにて 冬虫カイコ
ウェブで読んで、「紙で千年を見たいなぁ」と思って
コミックスを買いに走った作品。
ある町が舞台で主人公が変わっていく連作短編。
一話ごとに女性の名前がついています。
「春凪」がとても好きで何度も読み返しているのだが
あまり公表するべき嗜好ではないかも。
ホラーというかミステリというか、
一話ごとに町や人魚についての情報が明かされていく。
次巻はまだかなぁと思っていたら…
すでに発売されている!!買わねば。
人魚がそもそも好きな私に刺さる作品。
私の言う人魚は、
泡になって消えるアンデルセンの人魚ではなくて
不老不死で
その肉を食らうと不老不死になるとされる方の人魚です。
あまりに突き刺さるので、
前世があるなら「人魚ハンター」とか
「人魚のミイラ収集家」とか
「人魚のミイラ作成者」かもしれません。
ですので、高橋留美子の人魚の森シリーズは至高。
暗い高橋留美子作品は秋の夜長にぴったり。
④メイクがなんとなく変なので 友達の美容部員にコツを全部聞いてみた BAパンダ 吉川景都
こちらはTwitterでながれてきて
「タイトル前半が完全に自分やん」と思って
買いに走ったメイク本。
厳密には漫画ではないかもなのですが、漫画の比重もかなり多いので!
手元で開きながら、メイクするので紙で購入しました。
現在、私の眉、ベースメイク、アイメイクは
この本のセオリーでやっています。
最初は、「こんなに色々やるのか」と思っていたのですが
慣れると、少しの手間できれいに見える!!
あと、やっぱりメイクの世界でも「一発逆転はない」んですよ。
BAパンダさんが丁寧に「一発逆転はない」というのを各項目ごとに
丁寧に教えてくれます。
お勧めの化粧品が具体的に写真入りで載っているのも
重宝しました。
この本頼りに、化粧品やメイク道具を刷新しました。
購入したころは、積極的に
Twitterでキャンペーンをやられていたようで
本の感想をつぶやくと
著者のお二人からいいねや励ましコメントなどを
いただくことがあり、
かなりありがたかったです。
(メイクを頑張ろうという気持ちになったので)
そういう意味でもお値段以上の本でした。
④ブスなんて言わないで とあるアラ子
ネットで読んで先が気になって電子書籍で購入した漫画。
初見で、
「最近よくあるタイプの漫画かな?はいはい。美醜にとらわれるなとかいうんでしょ」と
勝手に予想していた自分を
読了後にぶん殴りたくなった作品。
まあいい、とにかく一話を読め。話はそれからだ。
生きているどんな人間にも
色々な思いや苦しみがあるということをできるだけ誠実に描こうとしているのが
伝わってきます。
「負けへんで」という気持ちがたぎってくる。
こういうのを読むと、長く生きてみるもんだなと思います。
世界は少しずつ進化しているのだ、絶対に。
何と闘っているのか
「何回も「負けへんで」って言ってますけど、
何と闘っているのですか」と
聞かれると、
私は「この世の理不尽と」と答えます。
生きているって、
それだけで、
理不尽なことにさらされるということでもあるでしょう。
理不尽を受け入れていくのも人生だろうけど
私は、やっぱり闘いたい。
勝たなくてもいいけど、絶対に負けたくない。
「血気盛んなほうですが、
年とともにだいぶ丸くなりました。」
なんて思っていましたが、
全く丸くなってねぇな。
自分の血気盛んさがなんだか楽しい、今日この頃です。