こんにちは、こーでです。
秋の日差しってこんなに暑いものでしたっけ。
まだ半袖はしまえませんね。
アイキャッチ画像、実際の秋空なんですけど
色見本のような、作り物のように撮れてしまいました。
今回は読書の秋にふさわしく最近読んだ本のお話です。
読書と私
さて、私、字を習って以来、
道端に落ちているスポーツ新聞も
読みふけるタイプの子どもでした。
とにかく文字を読むのが好き。
もちろん読書も好き。
今みたいにネット検索できないので
知らない言葉は
辞書を引くか
前後の文脈から推測して理解していました。
なので、
子ども向けではない情報(政治・宗教・エログロ・歴史など)
を山ほど知っている
可愛げのない子どもだったのです!!
今も、可愛げとは無縁ですが
大人だから、別にそれでかまわない。
子どものころ、
私は周りの無理解に困っていましたが
周りも困っていただろうなぁと思います。
書痴(しょち)という
「読書ばかりして、他を顧みない人を悪くいうことば」
がありますけれど、
まさしく、そういう感じの子どもでありました。
大人になってからは、
仕事にかまけて子どものころほど読むことはなくなりました。
書痴の看板はお返ししないといけない程度の読書しかしていない。
専門書を読むのも仕事のうち、だと思うのですけどね。
やはり、現実の体験量が多いと
読書にさくリソースが足りなくなります。
本はお菓子である
そうはいっても、読書好き、本好きに変わりはありません。
本屋にいって(古本屋も含む)手ぶらで帰ることはあまりない。
今の私にとって
本は
コンビニのお菓子のようなものです。
生活必需品ではないけれど
あると楽しい、
季節のお菓子が出ると、一度試したくなる、
あまり深く考えずかごにいれてしまう…ものです。
最近は、特にSNSで新作の情報などが流れてくると
ふらっとそのまま本屋に行って、買い求めてしまいます。
購入を検討してから買いに行くというようなものではありません。
また、特にジャンルは決めず、
気になったら、
自己啓発系でも時代小説でも、専門書でも、雑誌でも、漫画でも
購入しています。
雑食です。
2021年8・9月に読んだ本
さて、この2ヶ月に購入して読んだ本は以下になります。
(電子書籍の柳田国男は電子書籍のため、
また、FP技能士3級のテキストは私にとっての「本」ではないので
カウントしないことにします)
①ノスタルジア食堂 著:イスクラ グラフィック社
料理で旅に出よう | Office Arde Code 日記
こちらの記事でも紹介した東欧旧社会主義国のレシピ本。
美麗な写真とシンプルなレシピ。
作らなくても眺めているだけで異国情緒を楽しめます。
まだ、海外に出かけにくい状況なので、
妄想海外旅行に最適でした。
寒い国が多いので、これからの季節に活躍しそうなレシピがたくさん。
業務スーパーに冷凍ビーツが売っているようなので
それをつかってボルシチにチャレンジしたいところ!
②基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門 著:いけだ笑み 説話社
ブログの行方を占う~今回はタロットで~ | Office Arde Code 日記
うらない夏期講習でいけだ笑み先生のタロットの講義を受けたのですが
こちらはいけだ笑み先生の占星術の基礎本。
平易な言葉で書いてある、薄い本なのですが
大事なことはしっかり押さえてある!という初心者に最適な本です。
わかったふりして何もわかっていないということが
わかりやすく暴かれる恐ろしい本でもあります。
年内にあと3回は読み直したい。
③マイカレンダー 2021年10月号 説話社
年4回発売の、占い雑誌です。
「私の運勢どうかなぁ」という人のための雑誌というよりは
「占いを勉強したい」という人のための雑誌。
2021年10月号は「まるごと1冊 ホロスコープ入門」です。
今をときめく占い師さんたちが、それぞれの個性を発揮して
占星術について分かりやすい記事を書いてくださっています。
それぞれの記事がかなりのボリュームで、
情報量が圧倒的。
まだ全部読んだ自信がございません。
マイカレンダーさんに寄稿なさる先生方って
研究者タイプが多いのか
注釈や参考文献などもつけてくださるのも安心です。
雑誌なのですが、こちらも何度も読み返すタイプの本。
クリスマスのシュトーレンのように少しずつ楽しんでいます。
④暮らしの手帖別冊 気分を大事に続ける料理 暮しの手帖社
こちらは最近はまっている料理家、今井真美さんのレシピが載っているので購入。
今井真美さんのレシピが楽しくておいしい | Office Arde Code 日記
「料理するのしんどいなあ」という時でも
そういう気分を大事にしながら作れるお料理のレシピを集めた雑誌です。
「考えないで作る料理」とか
「時間を味方にする料理」とか
「食べて養生する料理」、「買ってひと手間満足ごはん」の目次があります。
どの写真の料理もおいしそうなこと!
ぱらぱらめくるだけでお腹が鳴るような雑誌。
そしてシンプルな手順の料理がほとんどで実用性があります。
⑤メルカトル悪人狩り 著:麻耶雄嵩 講談社
綾辻行人先生が、献本で頂いたというツイートを見て
そういえば、昔、読んだなぁと思って
ふらふらと買いに行ってしまった、本格推理小説の短編集。
短編なので、久しぶりでも読めました。
メルカトル鮎シリーズのものですが、この本だけでも楽しめると思います。
ものすごく頭がいい友達に、
麻耶雄嵩先生の本をはじめとする本格推理小説を借りて
寝ないで読んでいたことを思い出しました。
メルカトル鮎という悪徳銘探偵がでてくるのですが
久しぶりに読むとまた印象が違います。
悪徳…まぁ悪徳なんですけど、
世界の理みたいなものがわかってそれに従って生きると
こういう言動になるのだろうなと思ってしまいました
ある種の直観は、人間のルールからすると
ものすごく残酷なものだから。
本格推理小説としてではなく
一種の神秘小説として楽しんでしまいました。
作者はそんなこと望んでいないと思うし
ファンの人には唾棄されると読み方だと思いますが
大変、面白かったです。買いに走ってよかった。
⑥あきない世傳 金と銀11 風待ち篇 著:高田郁 角川春樹事務所(ハルキ文庫)
ドラマにもなった「みをつくし料理帖」シリーズの
高田郁先生の時代小説。
今回は、呉服屋さんの女主人となる幸が主人公。
正直、「料理(前作シリーズ)より、つまらんなぁ」などと
失礼なことを思っていましたが
ここ数巻で「浴衣」を流行らせる話が出てきてからまた面白くなってきました。
高田郁先生は、資料を徹底的に当たって書かれるかたのようですので
浴衣が文化として浸透するまでに、小説に近い史実があったのだろうと思うと
興味深いです。
それに前作シリーズから続く、
「事件発生→周囲の協力→主人公の知恵炸裂」という展開が
紋切り型といえばそうなのですが
時代劇のような安定感があってほっとします。
以上、8・9月に読んだ本でした。
漫画も1冊買って読んだのだけれど
写真に入れるのを忘れたので、また次回に紹介しますね。
本をお菓子くらい気軽に買ってみては
つらつらと書いていて
「どの本も面白かったなぁ」と思いました。
思い付きで買っている割に外れはない。
読書はあまり好きではないとか
本は電子書籍派とか
そういう方も多いのだろうなぁと思いますが
たまには、紙の本を
思い付きで買うのもいいものです。
時には、
コンビニのお菓子を買うぐらいの気軽さで
本を購入してみてはどうでしょうか。
新しい出会いがあるかもしれません。