連休明け直前をどうにかやりすごす方法

心理学雑記
楽天ROOMやってます

こんにちは、こーでです。

星と料理と心理学

連休が終わってしまう夕方。

気持ちが重い。なんだかやる気が出ない。

昼寝をしすぎて、夕方に目が覚める、とか、

明日の準備をして眠ればいいのだけれど、ネットを見るのがやめられない、とか

面白くもない芸能記事やツイートを目で追い続けてしまう、とか。

どうしてこうなるんでしょう。

気持ちが重い理由は何だろう

私は自分の仕事が気に入っていますが、それでも連休の前日には気が重くなります。

何なんでしょうね、非生産的なだらだらがやめられないのは。

私の「仕事、いやだなぁ」という気持ちを分解して考えてみることにしました。

仕事、いやだなぁ→仕事へ行くのが面倒くさい

仕事へ行くのが面倒くさい」の面倒くささを、分解すると、通勤のことがあると思いました。

私は公共交通機関を利用して通勤しています。公共交通機関は沢山の人が行きかう場所です。

実は私、人込みが苦手で特に雑踏の音声で疲れてしまうタイプです。

周囲の音を聞きすぎてしまうところがあり、

カフェでも2つ向こうのテーブルで、別れ話をしているとすぐ気づきます。

そのため、不特定多数が行きかう場所では、聞くつもりのない情報を聞いてしまうので

疲れてイライラしてしまいます。

職場につくまでに、1つ嫌なこと、不安があるわけです。

「仕事」の方ではどうでしょう。

職場について仕事が始まると、集中して音のことは気にならなくなります。

ただし、今度は集中しすぎて、疲れてしまうことがあります。

それから、「仕事で失敗したくない」という不安もあります。「出来るなら、うまくやりたい」と思ってしまうのです。

こう考えただけで、私の「仕事、いやだなぁ」には「仕事」だけでも2つは不安が、

行く」だけでも1つ不安があることがわかります。

これに職場の人間関係がしんどいとか、

家族が仕事について不満がある、とか

上司が怖いとかがあれば、さらに不安は増えてしまうわけです。

不安3つの私でも、かなり「仕事、いやだなぁ」と思っています。

それ以上なら、きっともっといやだということです。

あなたの気持ちが重い理由にはどんな不安が含まれているでしょうか。

不安は何個ありますか。

不安を感じている時は脳の機能が低下している?

不安を感じている時、私たちはどうなっているのでしょう。

脳科学者の中野信子さんは、著書「キレる!」で以下のように説明しています。

セロトニンは”安心ホルモン”と呼ばれる脳内ホルモンです。たくさん分泌されているとリラックスして、満ち足りた気持ちになります。逆に少ないと不安を感じやすくなります。さらにセロトニンの量が減ると、前頭前野の働きが悪くなるため、共感、計画性、意欲といった適切な社会行動をとるための能力が低下します。

キレる! 中野信子 小学館新書 p150

セロトニンが一体どれくらいの量で満ち足りた気分になったり、不安になったりするのか、

どれくらいの期間で増減するのか、実際のところ、私は知りません。

ただ経験的に、

不安を感じている時は、脳の働きが悪く、能力が低下する」ということは

わかるような気がするのです。

何となくの不安で頭がいっぱいだと、

あまり脳を使わなくてよい、単調なことに逃げ込んでしまう傾向が

私たちにはあるのではないでしょうか。

芸能記事を読んだり、スマホでパズルゲームを延々とやったり、動画を見続けたり。

そういうことをしながら「これじゃだめだ」って思ってしまう。でも辞め時が見つからない。

自分のことが嫌になったり、睡眠が短くて翌日仕事で失敗をしたり負のループです。

不安は不安でいいじゃない

じゃぁどうしたらいいのか?

まず、「不安なんだ」「不安で嫌なんだ」って認めませんか。

パズルゲームでスマホをの画面を指でくるくるしている時、私はこう思っていました。

「これが高得点だったら明日はうまくいくはずだ」って。

もしくは、芸能記事を読みながら、

「この記事の人よりはちゃんと生活しているはずだ、私は」と思っていました。

そうやって脳を使わない「脳低下モード」にして、不安を見て見ぬふりをしているのだと思います。

「あー、通勤苦手~疲れる」「失敗したくない!スマートにやりたい!」

そんな自分の不安を自覚するのが第一歩。

できれば、友達や家族に、不安を話せるとよいと思います。

説教してくる人ではなく

「あー、本当にそれ!」「わかる!」と言ってくれる人に話してください。

あーでさんと私は会う度に、

「仕事行かずに帰りたいよな」とか「仕事ってなんであるんかな」と

二人でぶつぶつ言っています。

考えるな、直立せよ

大体、こういうモードの時は、寝っ転がっていると思います。

直立不動とか、背筋を伸ばして座っていてこんなことを考えている人はいない。

おそらく、床と並行に近い形になっているはずです。この状態を崩す!

これが次の一歩です。

一番シンプルなのはトイレへ行くことです。

トイレへ行こうと2足歩行するとき、人は並行ではいられないからです。

できればスマホは置いていく。持っていくと同じモードが続きます。

(トイレよりも遠くに行けそうな人は、コンビニへ買い物とか、散歩をお勧めします。)

汝、水に触れよ

トイレより遠くへに行けそうにない人は、

トイレから出る際に、しっかり手を洗うことをお勧めします。

衛生面で、というだけでなく、

水に触れると、あの「脳低下モード」がやや改善するように思うのです。

そのせいか私は「脳低下モード」の時は、洗い物をするか、お風呂に入ることが多いのです。

(もちろん、1枚洗って、やめることもあります、そもそも洗い物、嫌いです。)

お風呂を洗ったり、植物に水をやったり、水槽の掃除をしたりもいいかもしれません。

仕組みはわかりませんが、水の感覚刺激が「脳低下モード」をオフにするような気がします。

人間の脳の古い部分が、

「水に触れているけどぼんやりしてて大丈夫か??」と反応するのかもしれません。

気持ちは重くても明日は来る

そうなのです。結局、気持ちが重くても明日は来てしまうのです。

嫌な気分になることはつらい。

嫌な気分は完全には消えないし、明日は来るのです、たぶん絶対に。

だとしたら、自分は何が不安なのかを確認して、

その対応をしたら、あとは明日の自分に任せてみたほうがいいかもしれません

私は、現在、調子の悪い日は電子耳栓を使っています。

周囲の声は聞こえるけれど雑音はかなり消してくれる優れものです。

「仕事、いやだなぁ」はなくならないけど、ずいぶん楽になりました。

自分の不安を楽にする小さな行動を増やしてみるのは効果があるようです。

(「失敗したらいやだなぁ」への対応はまた別の記事で。)

連休明け直前、どうにかやり過ごす方法をつらつらと書いてみました。

ちなみに、私はこの後、洗い物をして、お風呂に入る予定です。

気持ちの重さは変わらないかもしれないけど、動けたら、それでよし、としてみます。

タイトルとURLをコピーしました