先週は5日休んで3日働いたら腰痛で1日動けなくなりました。
こんにちは。あーでです。
久しぶりに腰の小宇宙(コスモとお読みください)が小爆発(ヘルニア悪化とお読みください)起こしてます。
立ち上がったり寝返りをうつとき再現VTRのスローモーションみたいな動きになって
口はちっちゃく「い~~」っていう形です。
ゆっくりでも痛いもんは痛い。
こーでさんが「ロキ〇ニンテープ(痛み止めの湿布)買ってきて貼りなよ」と言ってくれたので
家にあった使用期限がきれたロキ〇ニンテープ貼ってます。
真似をしてはいけません。
あかん投資の事始め
今日は真似をしたらあかん投資の話です。
私の投資歴は10数年(ぼやかしたいのは金額ではなく年齢ですお察しください)。
と言っても、1か月ほど前まで10年ぐらいはほったらかしの塩漬けでした。
10数年前は、ネットでのオンライントレードが少しずつ普及してきており、
数万円までなら売買手数料500円ぐらい(今となってはそれでも高い)で株のトレードができるようになっていました。
それまでは株を買うには電話か証券会社に行って窓口でお願いして、
100株からとか1000株からしか買えないとか
株を安くは買えない決まりもあって、
数万円の株を1回買うのに数千円の手数料が当たり前っていう世界だったんですよ。
世界は変わった。
OL辞めて実家でネットサーフィンしながらそんな世界の変化を知った私は思ったのです。
・これなら家でPCさえあれば私にも簡単にできる。←あかん
・一日数千円でも儲かればお小遣いには困らん。←あかん×2
・楽に儲けられるんちゃうかあ?←あかん×3
我ながら考えていることが完全にネットワークビジネスとかで高い情報商材売りつけるような誘い文句。
あかんやつです。
なにがあかんのかと思ったそこのあなた。
やってみないとわからないですよね。
私もわかりませんでした。
そんなわけで早速、当時最安の手数料だった証券会社の口座を開き、
デイトレードを始めようとしたわけです。
家でPCさえあれば私にもできるというあかんやつ
PCさえあれば簡単にできる。
まあこれは考えがあかんかったわけではなく。
確かにPCが使えれば株のトレードはできるし便利であることは間違いないのです。
間違いないのです。が。
ってお前めっちゃPC音痴やないかい。
OL時代にWord使えんくて、一太郎のベタ打ちで乗り切ろうとしてたやないかい。
Excelとか触ったら爆発するんちゃうかぐらいの勢いで避けとったやないかい。
つまり私のスペックの問題です。
今ならきっと親切なブロガーさんやYouTuberさんが操作画面を見せながら
無料で説明してくださるところなのでしょうが何しろ10数年前のことです。
証券会社の口座を開くのも一苦労しましたよね。
しかも今みたいに会社のIR情報(企業の財政状況や業績)がネットでごろごろしているわけでもない。
会社四季報買いましたよね。結構高いんですよあれ。
本屋で分厚いあれをレジに持っていくのもちょっと恥ずかしかったですね。
今以上に女性が堂々と株式投資やってるとか言いにくい時代でした。
会社四季報をめくりながらつぶれなさそうで、安く買える会社の株を探すのも一苦労。
PCさえあれば私でも簡単にできると思っていたことはいろんな意味で
あまい!
と当時の私に言ってやりたい。
PC操作の能力と情報を集める能力がないのに簡単にできるとか言うたらあかん。
子どもでもできるふりの知ったかぶりは半笑いされるのに、
大人のできるつもりで知ったかぶりは恥ずかしいことです。
ああ恥ずかしい。
一日数千円でも稼げればお小遣いになるというあかんやつ
さて、口座開設をしてデイトレードを始めたわけですが、
一日数千円稼ぐためにやったことは
100円程度の企業の株を1000株、100000円で買い、
103円になったら103000円売る。
という感じのやつでした。
売買手数料が500円ですから、2000円ほどは稼げることになります。
9時~15時にパソコンの前に張り付いて、
100円で買い、103円で売る。
また100円になるのを待って100円で買い、103円で売る。
この繰り返し。
数千円稼げる日もあれば、全然稼げない日もある。
・・・・・。
コスパ悪くね?
ってなりました。
最初に10万円ではなく、100万円で買って
103万円で売ればええやん。
それはあまりにリスクが大きい。
つまりデイトレードって、資金が少ないとめっちゃコスパ悪いんですよね。
そしてメンタルにも悪い。
100円が103円になるということは
100円が97円になる可能性も同じぐらいあるわけで。
たくさん稼ごうとたくさん資金を入れたら
値下がりした時のロスも大きいしその分メンタルへのダメージも大きい。
今流行りのFXもそうだと思うんですけど、
結局資金が大きくないと大きく稼げないシステムなんだなあと。
だからと言って信用取引(つまり借金)に手を出しても
勝てるかどうかわからない。
一日数千円でいいならば、9時~15時にパソコンに張り付いて
ハラハラしながら株を売り買いするよりも
アルバイトのほうが稼げるしメンタルにもいいなあと思ったわけです。
楽に儲けられるというあかんやつ
結局のところ。
慣れないパソコン操作して、
数千円出して会社四季報買ってきて何度も何度も読み込んで、
値下がりを待って買い、値上がりをまって売る。
やってること自体は面白いとは思っていたけれど
全然簡単でもないし楽でもないしそんなに稼げもしない。
楽して稼げることなんてやっぱりないなー
と当たり前のことと言えば当たり前のことを
体験してみてやっとわかった次第です。
でもやってみたことはよかったと思います。
会社四季報も読んでると面白いと思ったし、町の看板や社会の流行、政治や世界の情勢が
今までより興味深いものになりました。
そう。世界はお金を通してみてみると、気候も文化も歴史もとても興味深い。
それまで皆無だったPC操作の能力や情報を集める力も、まずはやってみなければ
永遠に身に着かなかった力なわけです(今でも得意とは言い難い)。
目の前にぶら下げられた人参は
食べてから腐っているかどうか判断するタイプです(大抵はおいしく頂く)。